2020年9月29日火曜日

明日は、いずこの空の下/上橋菜穂子 *** 2020/09/29

読みだしたらエッセーだったので読むをやめた。文体は悪くない感じなので、小説があったら読んでみたい。

猫がかわいくなかったら/藤谷治 ★★☆ 2020/09/29

 アラカンの夫婦が、近所の老夫婦が入院したので飼っていた猫の面倒をみるは目になるというお話。老夫婦のアパートの大家や市のケースワーカ、警察官などみんな、残された猫については無関心なことに憤りを感じつつ、ついには自分たちで飼い出すことにする。自分は猫好きのつもりだったが、読んで全然猫好きじゃないんだなあと思った。

2020年9月27日日曜日

ラブ×ドック/山崎宇子 *** 2020/09/27

 50ページくらいまで読み進んで、アマゾンプライムで見た「ラブ×ドック」の原作本かノベライズ本であることに気づいて、読むのをやめた。

から揚げの秘密-ひぐまのキッチン/石井睦美 ★★☆ 2020/09/27

料理本のようなタイトルだが、食品商社の秘書が客や社員に料理を振る舞うというお話。連作モノで、読み物というジャンルなのかな。まあまあ面白かった。

 

2020年9月26日土曜日

恋細工/西條奈加 ★★☆ 2020/09/25

 江戸の錺(かざり)職人のお話で、跡取りを巡って娘お凛と職人時蔵とをめぐるお話が進む。普通な感じだなと思いながら読んだ。お凛の友人、お千賀が注文した細工のせいで大事な人が死んだと泣いて詫びるところでジーンと来た。

2020年9月24日木曜日

プラスチック・ラブ/樋口有介 ★☆☆ 2020/09/23

ウラスジで高校生が死んだ女性の謎を解く連作短編集みたいなことを目にしてしまい、ネタバレてシュンとしてしまったのだが、読んでみると一向に面白くなく、167ページまでと半分以上読んだところでドロップした。

2020年9月19日土曜日

イン・ザ・ヘブン/新井素子 ★★☆ 2020/09/18

新井素子って、むかしからSF系の作家として名前は知っているが、そういえば読んだことはないなと手にとった。短編集というかショートショートというかSF系の少作品集という感じで、星新一もそうだったがアイデア一発なんだなとか思いながら読み進めたりした。

2020年9月18日金曜日

潜伏者/折原一 ★★☆ 2020/09/18

○○者というタイトルが並んでいるところから1冊手にとったのだが、少女連続誘拐事件を題材にしたサスペンスもので、容疑者を主人公とした小説が登場したりトリックというか謎が凝っていて、そこそこ楽しめた。少女も帰ってきてよかった。

2020年9月15日火曜日

ここは私たちのいない場所/白石一文 ★★★ 2020/09/15

たまには薄い本でも読もうかと手にとった作品。50歳くらいの男が主人公で、会社で役員しているだけど部下の不祥事でその妻と関係を持ったことを理由に退職して、あとはブラブラするという内容だが、まったりしてとてもよかった。なんだろう、何気なく手にとった作品が良かったというのはとても幸せ。それはいいんだけど、あらもう終わりと次のページにあった中瀬ゆかりの解説をちょっと読んしまい読後感をそこなったのが至極残念。

2020年9月14日月曜日

パーク・ライフ/吉田修一 ★★★ 2020/09/13

たまには薄い本でも読もうかと手にとったのだが、パーク・ライフとflowersの2つの短編が収められている。で、最初のパーク・ライフを読んで、まったりした感じでいいなあと思っていたら、芥川賞受賞作品らしくて、ちょっと微妙な気持ちに。ちょっと調べたら作者は「悪人」を書いた人らしく、確かに聞いたことがある名前だなあ。まあ、読んでよかったのでそれで十分なのだが。

2020年9月8日火曜日

時の渚/笹本稜平 ★★★ 2020/09/08

妻子を交通事故で奪った犯人探しと、老人から依頼された息子探しとが重なっていく探偵ハードボイルド。さらに自分自身の生い立ちも重なり、やりすぎ感が漂うのだが、楽しく読めた。