ピアノ音を聞くと匂いを感じるという共感覚を持つ調律師が主人公の連作短編集。同じく調律師だった亡き妻と思い出を時々織り交ぜながら、驚くべき結末に向かっていく。しっとりした筆致でとても良かった。これまで熊谷達也の本を手に取る機会がなかったことに驚く。
本とビデオのログ
2026年6月11日木曜日
ぼくたちはきっとすごい大人になる/有吉玉青 ★★☆ 2026/06/11
少年少女を主人公とした短編集。こどもが主人公の作品って苦手なのだが、本作は、さっぱりした感じで全編読みやすく、不倫中のママの恋人に思いを寄せる「ママンの恋人」が一番良かったかな。
島津は屈せず 上/近衛龍春 ★★☆ 2026/06/11
島津家を扱った歴史小説だろうと思い手に取った。見開きに島津家の家系図が乗っているが、小説自体は秀吉の九州征伐のころから描かれておりちょっと意外。義久、義弘の対立というか関係性が軸になっているが、歴史的事実が羅列されるような描写も多くて、ちょっと今一つかな。下巻には進まないかも。
拡散 上 大消滅2043/邱挺峰 ★☆☆ 2026/06/11
ブドウに対するウィルスのパンデミック後の世界を描くSF作品のようだが、ワクチン会社の担当者がワイナリーを訪ね歩いているところばかりでよくわからず、142ページでドロップ。
2026年5月28日木曜日
ピアノの音/庄野潤三 ★★☆ 2026/05/28
文章はよいのだが、これは日記なんだろうか、老後の生活を生き生きと描いているのだが、ストーリーとかそういうものが感じられず、だんだんと読むモチベーションが下がってしまったので、116ページでドロップした。文章は悪くないのだが。
2026年5月26日火曜日
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