2020年10月25日日曜日

不連続の世界/恩田陸 ★☆☆ 2020/10/23

 多聞という男が同僚と会話していて、日本語ペラペラの外人さんともいて、木守り男がどうだとかいう話になったりしたんだけど、結局何の話か頭に入らなくて91ページでドロップ。バンドのプロデュースをしていてその名前を決めようとしていたとかは頭に入ったんだけど、最初は面白そうな感じだったんだけど。


2020年10月23日金曜日

銀の匙/中勘助 ★☆☆ 2020/10/23

出だしは、なんかいい作品に巡り合ったかとと思いました。出だしの方はね。明治維新前後を舞台にした少年が伯母さんに育てられている様子を独白しているような感じなのだが、なんかそのうちに面白くないというか、頭に入ってこなくなったが、なんとか最後まで読んだというところ。結局、何の話だったのかよくわからずじまいだったが、最後の方でかわいがってくれた伯母さんがなくったところはホロリとした。


国道沿いのファミレス/畑野智美 ★★☆ 2020/10/22

地方のファミレスに流された青年が主人公の、セックス描写がしばしばある青春もの。なかよくなった綾ちゃんが、主人公の父親とも関係があったというのには驚いたが、みんな悩みながら生きていくという感じで、そこそこ面白かった。


2020年10月19日月曜日

空をつかむまで/関口尚 ★★☆ 2020/10/19

優太、姫、モー次郎の中学生3人組の青春モノで、トライアスロンに挑戦していくお話。姫が優太の幼馴染の美月と付き合っていて、もう大人の関係と言い出して、いやんになる。個人的にどうも子供が主人公のお話って肌に合わないことが多く、中学生も微妙というか、青春している感じはしているんだけど、けっこう速読ぎみに読破した。

2020年10月17日土曜日

炎より熱く/矢口敦子 ★★☆ 2020/10/16

医療事務のバイトに勤しむ真志歩が、しばしば入退院を繰り返す女の周辺を調べたり、祖父の後妻の連れ子に入れあげたり、おかしな動向をするのだが、まあ人ってそういうものかなと思ったりしながら読んだ。取り立てておもしいわけでもなく、普通な感じ。


クリュセの魚/東浩紀 ★★☆ 2020/10/16

 東浩紀という字面に見覚えがあって手にとった。太陽系の惑星に人類が進出した時代をあつかうSFモノで、少年が少女麻理沙に出会うのだが、なんともロマンチック。やがて麻理沙がテロで自爆。できていた娘、栖花を黒幕Lから引き取り育てるのだが、麻理沙は異星人のネットワーク上で精神が生きているとか、SFギミックを使った純愛チックなお話で、そこそこよかった。


2020年10月14日水曜日

たとえ君の手をはなしても/沢村基 ★★☆ 2020/10/13

冒頭、電磁石で矢を飛ばす武器で女子高生が殺されるショッキングなシーンで始まる、その弟が主人公のお話で、女性が風俗店に売られる事件を追う女性刑事の話と交差するのだが、結局ショッキングに殺されたシーンは何だったんだろうという感じで、今一つだったなあ。


2020年10月9日金曜日

夫の火遊び/藤堂志津子 ★★☆ 2020/10/08

 あるアパートに住む女性住人たちを主人公にした短編連作。いずれも男との恋愛感情が冷めるまでを描いていて、ぼちぼちな内容。