公園をめぐる短編集で、どれもハートウォーミング系で読んでいていいなと思うのだが、なんだかお上手な作品と感じしてしまってちょっと妙。そう、弘兼憲史の黄昏流星群とかあっち系のお上手なハートウォーミングものに思えてくる。別れた妻を子供に会わせながら別れるに至った過去を振り返り自分の過ちに思い至る「体温計は嘘をつかない」とかじんわりと来たし、作品としては楽しめた。
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公園をめぐる短編集で、どれもハートウォーミング系で読んでいていいなと思うのだが、なんだかお上手な作品と感じしてしまってちょっと妙。そう、弘兼憲史の黄昏流星群とかあっち系のお上手なハートウォーミングものに思えてくる。別れた妻を子供に会わせながら別れるに至った過去を振り返り自分の過ちに思い至る「体温計は嘘をつかない」とかじんわりと来たし、作品としては楽しめた。
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冒頭は千映と夫とのすれ違いを描いていて、このまま夫婦が離婚してしまう話なのかと思ってしまった。第2部は千映の母親が主人公となり、ここで千映の父親がアルコール依存症で家族を苦しめているという本作の主題が登場。この父親が最後まで作品を牽引するのだが、なんだろう、こんな父親を主と大変なんだなあという感じがするだけで、ちょっと今一つだったかな。
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台湾人の母雪穂と、日本人とのハーフである娘桃嘉とを主人公として、日本で暮らす台湾人の心細さと人との繋がり、そういうったものを描く作品。雪穂の慣れない日本での子育ての苦労とか、夫である聖司とうまくいかない桃嘉の苦悩とかが多く、雪穂の夫茂吉との強い絆とか心強い描写もあるのだが、全体的に重苦しい雰囲気が漂っている作品。
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ホラズムとの膠着した戦いが続き盛り上がりに欠けるのだが、ムカリがマルガーシに倒される意外な展開。ジャムカだと名乗りを上げたりしていて、テムジン対ジャムカの戦いが再燃していくのだろうか。
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父に代わって寄席の席亭を務めることになった希美子が、寄席芸人の世界を学びつつちょっとした事件に遭遇していくというお話なのだが、架空の芸人の名前がいっぱい出てきてついていくのが大変。丁付など芸人の世界のうんちくが語られるがちょっと薄いかな。最後まで読めるほどには面白かった。
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配下に戦いを任せつつ、麾下を部隊を連れてウロウロしつつ女を抱くチンギス。流石に飽きてきたか。タルグタイが死にラシャーンのエロいシーンがなくなったのも残念。オルドに磨きをかけてほしい。
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上巻の感想で下巻は食指が動かないと書いたが、読んでみた。下巻は大坂の陣から晩年の武蔵が描かれ、養子たちとの逸話も楽しめた。ところどころ著者解説を入れる様子は司馬遼太郎や池波正太郎を思い出させてくれる。他の作品も気になる。
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公立高校の野球部が甲子園を目指して奮闘するお話だが、各話世代を変えて歴代野球部の様子が描くという構成。高校生ものの小説は苦手なのだが、本作は性に合ったのか面白く最後まで読めた。
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徳川家の剣術指南もつとめた剣客、柳生久通が町奉行に任命され、戸惑いながらも職をこなしていく時代小説。派手さはないが、久通をはじめ登場人物がユニークでユーモアもあり、意外と楽しめた作品。
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潔癖症の女の子がアパートの隣の部屋の住人と恋に落ちる話。潔癖症設定が今ひとつな印象で、初体験相手の久米がいいやつな感じもあって、なんか嫌な女だなと思いながら読んだ。
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冒頭、パットしない人生を送っている男が命を買いますという広告を見て弁護士にコンタクトするストーリーはそそられたのだが、次の部でいきなり外人たちのお話なってちょっとついていけず読む気が失せた。98ページでドロップ。
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金を降伏させ、皇帝の娘とかを迎えてオルドきたー、という感じ。一方のラシャーンだが、相方のタルグタイが死んでしまい意気消沈するが、もうひと濡れ場ほしいところ。
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