2025年5月29日木曜日

バンダル・アード=ケナード けぶる砦の向こうに/駒崎優 ★★☆ 2025/05/29

なんか細かく設定されていて、一連の大シリーズの一作だと思うのだが、傭兵部隊が誘拐事件に巻き込まれるみたいな感じのしょぼいストーリーで、大シリーズの中だからこんな話を書いているんだろうな、と思った。悪くはなかったが。

二重螺旋の誘拐/喜多喜久 ★★☆ 2025/05/29

誘拐事件を巡る作品で、誘拐した女の子がさらに誘拐された、と誤読するように構成された作品と最後に気がつくのだが、だからどうしたと思ってしまう自分には向いていない作品なんだろうなと思った。


天下一統 始皇帝の永遠/小前亮 ★★☆ 2025/05/29

人質時代からの没するまでの趙生(始皇帝)を描く作品。漫画のキングダムが人気だし、という感じで書かれたのかな。あっさりした内容で、読みやすいが深くはない作品。


2025年5月23日金曜日

失われた過去と未来の犯罪/小林泰三 ★☆☆ 2025/05/22

人間が10分以上前のことを記憶できなくなった世界を描くSFっぽい作品で、第一部でその事態に陥ったときの混乱する原子炉制御室の人たちを、第二部で半導体メモリで過去の記憶を補うようになった世界でメモリの入れ違いが人格の変更になるという話を描いているが、おもしくないので197ページでドロップした。

2025年5月20日火曜日

やり直し悪女は国を傾けない~かくも愛しき茘枝~/喜咲冬子 ★★☆ 2025/05/19

いわゆる転生モノというかタイムリープものなんだが、架空王朝のお話で、何が何やら頭に入ってこずに第1話70ページでドロップする。


2025年5月16日金曜日

天国へのドレス 早月葬儀社被服部の奇跡/来栖千依 ★★☆ 2025/05/15

葬式の際に死者に着せる服をデザインする仕事に生きがいを見つける、明るい調子の物語。葬式にまつわる珍しい設定のお話で、ストーリー自体は読みやすいものばかり、ジーンとくるシーンもあって楽しめた。


アニーの冷たい朝/黒川博行 ★★☆ 2025/05/15

女性を殺害してから化粧して屍姦する異常犯罪者を追うサスペンス。描かれている世界が携帯電話以前の世界で、なんだか懐かしい。作品自体もだいぶ前のもののようだ。


こころ食堂のおもいで御飯~仲直りの変わり親子丼~/栗栖ひよ子 ★★☆ 2025/05/15

よくある人情食堂もの。若主人の一心が、話を聞いただけで味を再現してしまうところに不自然さを感じてしまったし、登場人物のミャオがあんまり活きていないと気になったが、まあ楽しめたかな。


2025年5月13日火曜日

月下美人を待つ庭で/倉知淳 ★★☆ 2025/05/13

猫丸先輩の妄言 猫丸先輩シリーズというものの第5冊だと今わかった。猫丸というひょうきんな男が、身近な事柄の謎解きを語っていくという作品で、わちゃわちゃした感じでいまひとつな印象だったが、適当に謎解きしてそれは嘘でした、みたいなお話もあって、そういう展開は感心した。


2025年5月8日木曜日

漂流物・武蔵丸/車谷長吉 ★☆☆ 2025/05/07

冒頭の短い「木枯らし」はいいとして「抜髪」はちょっと読んでられない感じ。その後の作品はエッセイっぽくて、ちょっとドロップした。