2022年12月30日金曜日

魔術はささやく/宮部みゆき ★★☆ 2022/12/30

帰省した実家にあったので手にとった。宮部みゆきは「模倣犯」とか読んだが、いまひとつ肌が合わない作家かな。本作も、謎の自殺事件や交通事故など発生していくのだ、サブリミナルとか催眠術とか言われると、興が削がれるよね。一日で読破したけど。


レイクサイド/東野圭吾 ★★☆ 2022/12/29

帰省した実家にあったので手に取った。東野圭吾ものは何冊か読んでいるが、面白いのもあればそうでもないものもあるという印象。子供の勉強合宿に来ていた家族たちの中で発生した殺人事件を隠蔽しようとするお話なのだが、ちょっと今一つだったかな。


2022年12月22日木曜日

異郷の煌姫〈3〉―デルフィニア戦記 第2部/茅田砂胡 ★★☆ 2022/12/22

 第2部の最終巻。ウォルとリィが結婚することになって驚き。リィって本性は男じゃなかったっけ。第3部は子供をなすかも。


2022年12月21日水曜日

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉/天童荒太 ★★☆ 2022/12/20

家族狩りシリーズも完結。家族問題を扱った小説なんだけど、サスペンスものとしての側面もあって重厚な作品だったなあというのが率直な感想。長すぎたような気もするが、3巻くらいまでサスペンス要素を感じなかったので、殺人事件なの?という意外な展開になった驚きは良かった。


皇国の守護者5 - 英雄たるの代価/佐藤大輔 ★★☆ 2022/12/19

ユリアが直衛の愛人になっていて、驚く展開。耽美小説って感じだなあ、と思いつつお風呂読書で読み進める。


2022年12月16日金曜日

2022年12月15日木曜日

三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ/柴崎竜人 ★★☆ 2022/12/15

三軒茶屋星座館シリーズの完結。和真の星座の物語りが楽しい作品だったでなかなかの良策だと思うが、月子の生い立ちとかを追い出して大きな話になっていたのが少し残念だったかな。月子のイメージはおかっぱ頭の少女だったけど、読者によっては違うんだろうなとか思った。


2022年12月12日月曜日

リヴィエラを撃て(上)/高村薫 ★★☆ 2022/10/11

休暇時に読み進めている高村薫。リヴィエラを撃てはIRAのテロリストもので、冒頭ジャックモーガンとおぼしき死体が東京で発見され、それから舞台がアイルランドのアルスターでのジャックのお話に移る。幹部に裏切りを告白し罰として足を撃ち抜かれながらもIRAを脱し、CIAにアメリカに連れて行かれる、<伝書鳩>271ページまで東武の両毛地方の旅行で。

入院中に読了。ジャックがIRAを抜け、CIAの<伝書鳩>と行動をともにつつ、もとIRAテロリストと中国大使館員を殺害して、窮地に陥るまで。他の高村薫ものに比べると、今ひとつ肌に合わないかな。


2022年12月6日火曜日

皇国の守護者4 - 壙穴の城塞/佐藤大輔 ★★☆ 2022/12/05

4冊目。六芒郭という要塞での攻防が主だが、最後には友軍が反乱したユーリアの捕虜にしたのかな。そのあと、六芒郭にたどり着くまでの回想になって、詳細は次巻というところか。


2022年12月5日月曜日

魔界転生 上 山田風太郎ベストコレクション/山田風太郎 ★★☆ 2022/12/05

こどものころに映画として話題になっていて確かジュリーが出ていたという記憶があって手に取った。天草四郎と柳生十兵衛が登場するというは聞いていて、ジュリーは誰の役なんだろうとか思いながら読み始めたら、女の体から生まれ変わる転生というの怪しげな技のお話で、宮本武蔵とか有名な人がいっぱい出てきてにぎやかなんだが、おどろおどろしい大人の娯楽作品という感じ。そのうちに下巻も読みたい。


2022年11月30日水曜日

異郷の煌姫〈1〉―デルフィニア戦記 第2部/茅田砂胡 ★★☆ 2022/11/30

コーラルを落として王様に返り咲くまでの第1部が終わり、リィは旅立つのかと思っていたら、まだいるんだなとか。国内事情がややこしくなる話で少し興ざめかなと思ったが、魔法っぽい話が出てきたり、そこそこ楽しいお風呂読書ができた。


巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉/天童荒太 ★★☆ 2022/11/30

4冊目。家族を惨殺した少年事件、じつは犯人がいるんじゃないかというサスペンス調になってきて面白い。


2022年11月25日金曜日

めぐり逢いサンドイッチ/谷瑞恵 ★★☆ 2022/11/25

靭公園近くにあるサンドイッチ屋さんを舞台に、笹ちゃんと蕗ちゃんの姉妹のお話。蕗ちゃん語りが中心だが、笹ちゃんのおっとりした感じが伝わってくるようで、ほっこり系の優しいお話で雰囲気はいいのだが、少ないながらもいる他の登場人物の誰のことを書いているのかわからなくなることがあり、文章的にもう一つな気がするのだが、最終話は良かったので、文章力が上がってきたのかな。続編もあるようで、納得する。


2022年11月24日木曜日

たまさか人形堂それから/津原泰水 ★★☆ 2022/11/24

人形の修理業を営む工房の女主人を主人公として、きほんマッタリとしたお話なのだが、ちょっとあわなかったかな。文体もしっくりと来なかったかも。人形に関するうんちくもあって、悪くはないんだけど登場人物に感情移入できず、戯曲形式の最終話は読み飛ばしてしまった。どうも前作があっての2巻目だったようで、それが理由かもしれない。


2022年11月17日木曜日

なんとなく、クリスタル/田中康夫 ★★☆ 2022/11/17

こどものころに評判となったという記憶があって手に取った。いぜん読もうとして途中で投げた覚えがあるのだが、今回はすんなり読めた。若い男女の話で、それ自体はどうということはないのだが、たくさんつけられた注釈を通して、執筆された80年当時の風俗というか東京の風景が見えるようで楽しめた。


デルフィニア戦記 第I部 放浪の戦士4/茅田砂胡 ★★☆ 2022/11/16

王様の本当の子供であることがわかり、コーラルを落としペールゼンを倒して放浪の戦士篇が終わる。軽い話だが、お風呂読書には適していた。


2022年11月15日火曜日

三軒茶屋星座館3 春のカリスト/柴崎竜人 ★★☆ 2022/11/15

3冊目。毎話まったりしながら星座の話を楽しめると思っていたら、リリーが死んだり、葵と和真の恋愛ネタが盛り上がったり、急にストーリーづいてきた感じだが、月子の実の父親を巡って混迷を深めて最終巻に続く。


2022年11月14日月曜日

贈られた手―家族狩り〈第3部〉/天童荒太 ★★☆ 2022/11/14

3冊目。游子も、寝たきりの父の介護に疲れて、登場人物それぞれに悩みを抱えていて、なんだか重い話だなあと思いつつも読み進んでしまう。

2022年11月12日土曜日

テンペスト 第一巻 春雷/池上永一 ★★☆ 2022/11/11

琉球を舞台に、少女真鶴が男と性別を偽って孫寧温を名乗り、試験をパスして琉球王朝で活躍する物語だが、琉球の制度がよくわからず名前もピンとこず、琉球って日本じゃないんだなあとしみじみと思わせてくれる作品だった。そこそこ面白いのだが、いじめシーンが多くて、続きを読もうという気がしない。


ひとつむぎの手/知念実希人 ★★★ 2022/11/11

心臓外科医を目指す平良裕介が、面倒を見る研修医が医局に入局希望することを条件に望む病院への出向を教授から約束されて、という大筋の中で、各研修医とのエピソードがあり、怪文書の犯人探しがありと、とても優れたプロットで、ドラマ化される作品ってこういうものなんだろうな。小児がんで死んでしまう絵理香のエピソードは泣いてしまう。ずるいと思う。


2022年11月10日木曜日

幻魔大戦〈第1集〉 (平井和正ライブラリー)/平井和正 ★☆☆ 2022/11/08

むかし映画が流行ったけど、どんな内容か知らないからと手に取った幻魔大戦。よみだしてしばらくすると、丈という青年が超能力に目覚めるのだが、そういえば同級生がそれを妬むアニメシーンがあったなと思い出し、ネタバレというほどでもないのだが、読む気が萎えた。読んでていて、そんなに楽しくなかったし、単行本なのでお風呂読書に辛かったし。77ページでドロップする。


2022年11月4日金曜日

放浪の戦士〈3〉―デルフィニア戦記 第1部/茅田砂胡 ★★☆

お父さんの伯爵を救い出すも拷問で弱っていたのでウォルと対面して死亡。そしてウォルは前王の本当の子供ではないとの展開。リィは親子関係がわかるという設定だったと思うけど。


帝都物語〈1 神霊篇〉/荒俣宏 ★★☆ 2022/11/04

むかし映画が話題になったのを覚えていて、でも見ていないので読んで見るかと手に取った。加藤という怪しい軍人が出てきて陰陽道とかそういった怪しげなストーリー。この先を読み進めてもいいのだが、読んでいて楽しいという感じではないので、映画を見たほうがいいかな。


2022年11月2日水曜日

黄金の猿/鹿島田真希 ★☆☆ 2022/11/02

薄そうだったので手に取った。短編集。最初の「ブルーノート」は、バイセクの女が主人公のエロチック文学かなと思ったが、読んでて頭に入ってこない。つづいて「黄金の猿」三部作を読み出したのが、やっぱり頭に入ってこないので、86ページでドロップした。


土の中の子供/中村文則 ★☆☆ 2022/11/02

薄かったので手に取った。2篇の短編集。表題作のさいしょは男女のお話のようなんだが、途中からよくわからくなってきた。文学チックな感じなのだが、私にはあわなかった。116ページ、表題作を読み切ってドロップした。