2024年1月25日木曜日

鳥籠の家/廣嶋玲子 ★★☆ 2024/01/24

少女が養女として引き取られた家は、近くの森からの呪いと戦っている家で、みたいな筋のオカルトホラーといった感じのお話。天鵺家とか中二病のような名前で、虫を取りが食べるからだとか理由が今ひとつな印象。この手のものが好きではないが、まあ最後まで読めたので良かったのかな。
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宮本武蔵 上/加藤廣 ★★☆ 2024/01/24

宮本武蔵といえば吉川英治だよなと思いつつ手に取った。著者は歴史小説の大家のようで、初めて読むのだが、色々解説が散りばめられていて大家の雰囲気を漂わせている。中年のならず者感漂う武蔵像と、細川家の切支丹対策の事情とが折り重なって描かれており、なかなか読み応えがあった。上巻で佐々木小次郎を破り細川家を脱して京都に戻ってしまうのだが、下巻は何を描くんだろうか。食指が動かない。

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殿さま忍者 秘伝を継ぐ者/聖龍人 ★★☆ 2024/01/25

大名家の跡取りが、嫁探しとして江戸市中に家出するのが、この若者、代々伝わる忍法の秘伝を読んでマスター、江戸で霧隠才蔵と称して活躍する時代小説。痛快というか、軽い内容。シリーズになっているが、まあ1冊でいい。

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灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎/櫛木理宇 ★★☆ 2024/01/24

なぜかカラスがまとわりつく刑事のお話だが、デイサービス施設でおこった無差別殺人から、虐待児童の話まで広がって深みのある作品で良かったが、刑事自身の子供時代の体験とかも絡んでいたのはややどうかと思う。

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2024年1月19日金曜日

チンギス紀 十一 黙示/北方謙三 ★★☆ 2024/01/19

いよいよ金国へ侵攻開始。テムジンも夜な夜な見知らぬ女を抱くように。

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永遠の1/2/佐藤正午 ★★☆ 2024/01/19

ちょっとだらしない風の男が、自分によく似た男が引き起こす騒動に巻き込まれながら、競輪や女にうつつを抜かしていくような、やや文芸チックな作品。あんまり面白くはなかったが、500ページ超を読破した。

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准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき/澤村御影 ★★☆ 2024/01/19

オカルト+推理ものという感じの作品で、田舎の夜祭であめを食べさせられたのでウソがわかるようになった学生尚哉と、神隠しにあった過去を持つ高槻准教授のお話。出てくるオカルト事象の殆どは人的原因があるのだが、尚哉の夜祭や高槻の神隠し真相が気になるシリーズ第1巻。2巻に進むほどではなかったかな。

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2024年1月11日木曜日

学園王国/加藤実秋 ★☆☆ 2024/01/10

ブルジョア系の女学校に転校してきたツッパリ少女沙耶香が主人公のお話で、どちらかというとコミカルなんだろうと思うのだが読んでいて面白くなく、61ページでドロップ。

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2024年1月7日日曜日

ゆるしてはいけない/平山夢明 ★☆☆ 2024/01/07

ホラー小説のようだが、16ペンも入っていて、ショートショートのように短く内容が薄い。29ページで読むのをやめた。

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2024年1月6日土曜日

チンギス紀 十 星芒/北方謙三 ★★☆ 2024/01/06

ジャムカが死んで話にしまりがなくなったなあ。理由もよく分からず金国へ侵攻を開始。アインガはチンギスに懐いてしまうし、ホラズムの皇子は将来のやられ役だろうし、タルグタイとラシャーンに期待するしかない。

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2024年1月1日月曜日

プラナリア/山本文緒 ★★☆ 2024/01/01

実家に帰省中に読了。文芸調の短編集。表題作は、儚げな女心を描いたような感じでよかったかも。まえに読んだ「なぎさ」はよかったが、本作はそこそこ楽しめた、というところか。

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