2019年4月27日土曜日

ピストルズ/阿部和重 ★☆☆ 2019/04/25

秘密めいた菖蒲(あやめ)家の姉妹たちのお話という体裁で、古代から一子相伝されている秘術があって、というのを姉妹の中の作家に書店店主が聞いてるシーン、くわしくは作家が長々と家族の話をするところでドロップ。170ページあたり。あまり興味が持てなかった。

2019年4月26日金曜日

櫂/宮尾登美子 ★☆☆ 2019/04/25

川端康成の古都と同様に、宮本輝好きという人にこの本を薦めている記事を読んで読み始めたのだが、やや時代がかった文体が読みづらくて読むのをやめた。田舎で家がどうだこうだと、冒頭の30ページくらいでドロップした

星籠の海/島田荘司 ★★☆ 2019/04/25

御手洗潔というシリーズらしいが、天才的な探偵が事件を解決していくという感じのお話。かなり入り組んだ事情の事件を解決してというものだがややキテレツな印象。途中、全く関係のない男女の物語が挟まり、途中から絡んでくるのだが、そちらのほうが面白かった。

2019年4月24日水曜日

古都/川端康成 ★☆☆ 2019/04/23

宮本輝好きという人にこの本を薦めている記事を読んで読み始めたのだが、やや時代がかった文体が読みづらくて読むのをやめた。京都のいいところの娘さんが、という話のようだ。

空の拳/角田光代 ★★☆ 2019/04/22

ボクシング雑誌に配属された若者が、自身もボクシングジムに通いながら選手と交流し、雑誌記者としても成長していくという、ボクシング青春もの。ボクシング小説は初めてだったが、最初のほうがあまり入り込めなかった。途中でやめるほど悪いということもなかったし、通して評価するとかろうじて星が2つという感じ。

2019年4月16日火曜日

英雄の書/宮部みゆき ★☆☆ 2019/04/15

読書中の本たちがあまり良くなくて、まえに模倣犯を読んでまあまあ宮部みゆきを物色して本作を読み出した。てっきり推理ものだと思っていたのだが、本が喋りだしたりするファンタジーもので、200ページくらいは読んだのだが面白くなく、読むのが辛い。バーっと読み飛ばすようになってきたので、読むのやめた。

2019年4月4日木曜日

きのうの世界/恩田陸 ★☆☆ 2019/04/04

3つの塔がある町で殺人事件が起きるのだが、やがてその町は浮島であって、最後はその殺人事件の被害者自身の章で、よくよく言うとよくわからない内容。サスペンスとかミステリーとかそういうのではなくて、よくわからないという内容。よく最後まで読めたと思う。

やちまた/足立巻一 ★★☆ 2019/04/01

戦前くらいの時代背景で学生寮を舞台にしたお話という雰囲気で名作の予感を覚えたが、主人公は本居宣長の息子本居春庭のことが好きみたいで、それについての膨大な著述が読書意欲を奪っていく。読み飛ばしていってもいいのだが、残念ながら読み続けるのを断念した。

田園発港行き自転車/宮本輝 ★★★ 2019/04/04

宮本輝が好き。ほぼ読み尽くしている。本作は冬休みの読書として読み始めたが、上巻を読み終えたところで休みが終了。次の長期休暇に下巻を読むことにして、中断する。滑川駅で父が亡くなった絵本作家の真帆は金回りのよい生活で鼻につくが、腹違いの弟と再開するんだろうなと予想。第1章の部長はまた出てくるんだろうか。2019年1月9日
息子との春休みの旅行中に下巻を読了。上巻の4章、それぞれに一人称語りする人物が違っていたが、その順番どおりに下巻も登場。ひととひととの縁に目頭が熱くなるが、ややあざとすぎる気もする。上下巻を一気に読んだほうが感慨はひとしおだったんだろうなと、やや後悔した。