2020年2月29日土曜日

半島/松浦寿輝 ★☆☆ 2020/02/29

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。題名から朝鮮半島が関係しているのか思って忌避していたが、関係ないみたい。びっちり文字が詰まった感じで、でも読みにくいというほどでもないのだが、文学っぽい感じで面白くない。32ページでそうそうとドロップした。

きれぎれ/町田康 ★☆☆ 2020/02/29

このまえWikipediaの純文学で例示されてい町田康の作品はなくて、かわりに読みだしたのがこれ。期待していたのだが、もひとつかな。文学っぽくはあるんだが、自分には合わないのかな。52ページでドロップ。

草の上の朝食/保坂和志 ★☆☆ 2020/02/29

このまえWikipediaの純文学で例示されていた保坂和志のエッセイを読み出してしまった、つぎに読み出しのがこれ。読みにくというわけではないが、なんか文学っぽい感じだねえ。あんまりおもしくないので52ページでドロップ。

2020年2月28日金曜日

ア・ルース・ボーイ/佐伯一麦 ★★☆ 2020/02/27

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。身籠った少女を連れて、高校中退した少年が自活するお話。子供のほんとうの父親のところに少女が戻るという展開で結局は思春期で色々悩んだ少年が自活しながら生きていきますというストーリー軸がドライな感じがして悪くないんだけで、良くもない感じ。純情と言ってもいい。そんなことを思った。

ひとり日和/青山七恵 ★★★ 2020/02/26

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。160ページほどの表題作と30ページ弱の短編「出発」が収められている。表題作は、淡々とした私小説という感じで、文体としては「コンビニ人間」を思い出したりしたが、とても読みやすく、読み進むのがもったいないとさえ感じる作品。もう少し長いのも読んでみたい。

2020年2月20日木曜日

銀河鉄道の夜/宮沢賢治 ★☆☆ 2020/02/19

別に「風の又三郎」とか読んで、あんまり面白くないとわかっていた宮沢賢治。これも読んどくだけ読んどくかと手に取った。現代の視点からすると面白くないのかな、ジョバンニとカムパネルラという登場人物の名前がわかったのが収穫という感じ。

アウトブリード/保坂和志 *** 2020/02/17

Wikipediaの純文学で例示されていた作家。例示されていた作品がなく、適当に手に取った。読み始めると、よくわからない短い話が続いて、ひょっとしてエッセー集かと思って裏筋を見たら案の定だった。

悪人/吉田修一 ★★★ 2020/02/19

上巻:かつて手にして読もうとしたが表紙の妻夫木聡を見てアマゾンプライムビデオで見たことがあるような気がして読む気を失せていたのだが、Wikipediaの純文学で例示されていたりしていて気になっていたので、思い切って読み出した。さいわい既視感があるということもなく、そこそこ楽しめる作品。表紙の妻夫木は金髪していたので、祐一なのかな。深津絵里は光代か。下巻で、泣かせる展開が待っている気がする。
下巻:祐一と光代とがもうちょっと早く出会っていれば。祐一のやさしさと弱さに心が動かされた。読んだ本が、映画化のプロモーション表紙だったのがちょっと残念。

イノセント/島本理生 ★★☆ 2020/02/18

比較的すんなり読めたのだが、傷ついているシングルマザーが神父が献身的に助ける的な話だが、何だこのクソ女はというのが正直な印象。

2020年2月13日木曜日

九年前の祈り/小野正嗣 ★★☆ 2020/02/13

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。4つの短編からなり表題作は、おそらく自閉症の子供にイライラしながらも前向きに生きていこうとするシングルマザーという感じのお話。引きちぎられたミミズ、という表現がなんだか生々しい。のこりの3ぺんもしっとりと読めて悪くない。

共喰い/田中慎弥 ★★☆ 2020/02/13

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。表題作は、行為の最中に女を殴る父を軽蔑しつつも、自分もそういう性癖があったみたいな軸があって、とてもエロいなあ。もういっぺんの第三紀層の魚もよかった。長編が読みたい。

雪沼とその周辺/堀江敏幸 ★★☆ 2020/02/12

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。雪沼という架空の田舎町を舞台にした短編集という感じ。作品間に関連性はないのだが、どれもしっとりした感じで悪くない。長編が読みたい。

2020年2月7日金曜日

インシテミル/米澤穂信 ★★☆ 2020/02/07

高額のバイト料につられて集まった男女が閉ざされた施設な中で、殺人を犯したり探偵するという話。いかにも日本映画になってそうと思いながら読んだがあるみたい。主人公の結城が、最後に自分はミステリーファンでといろいろ解説しだす展開に笑うが、トリックとか興味がないので、特に面白いという感じではなかったというのが正直な感想。

2020年2月6日木曜日

宮沢賢治 (ちくま日本文学 3)/宮沢賢治 ★☆☆ 2020/02/05

高橋源一郎のミヤザワケンジ・グレーテストヒッツを読んでいたときに、そういえば宮沢賢治って読んだことないなあって手にとった作品。短編集だが、無名な作品は面白くない。風の又三郎も大して面白くなく、放り投げた。

冬虫夏草/梨木香歩 ★★☆ 2020/02/05

植物の題がつけられた短い章からなる作品。エッセイ集かと思いながら読んでいたのが、どうもお話のようだ。読みにく文章というわけでもないのだが、普通に読めば楽しめるんだと思うが、お風呂読書でイライラしてきて、話も頭に残らなくってきたのでドロップする。

2020年2月4日火曜日

掏摸/中村文則 ★★☆ 2020/02/04

Wikipediaの純文学で例示されていた作品。スリを主人公としたサスペンスチックなお話なのだが、しっとりとした文体で読みやすく、出会った母子のことをおもってしまうところとかよい感じ。

2020年2月1日土曜日

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ/高橋源一郎 ★★☆ 2020/01/31

競馬予想をしているところしか記憶にない高橋源一郎を読んでみようと手に取った。おそらく宮沢賢治の短編をモチーフにした短編集。宮沢賢治を読んでいないので関連性はわからない。おもしろい短編もあったが、やっぱり長編が読みたいよなあ、ということで240ページでドロップした。