2021年1月29日金曜日

深夜特急1―香港・マカオ―/沢木耕太郎 ★★☆ 2021/01/29

ロンドンまでバックパッカーのような旅をしていくお話のようで、香港あたりで安ホテルに逗留したりしているのだが、フェリーで渡ったマカオでカジノにハマり、ディーラーと熱いバトルを繰り広げるあたりで興が冷めた。


2021年1月23日土曜日

私という名の変奏曲/連城三紀彦 ★★☆ 2021/01/23

冒頭ちょっと変な女が出てきて、よくわからん話だなと思いながら読むのをやめようかとも思ったのだが、彼女が死んでしまってどういう展開なんだろうと読みすすめるとサスペンスタッチの作品。章ごとに登場人物が異なる形式で、最後に謎を解き明かす独白があった。整形して同じ顔の二人が登場とか、ちょっと微妙な設定かも。


2021年1月21日木曜日

蒲生氏郷 信長の愛弟子とよばれた名将/佐竹申伍 ★★☆ 2021/01/20

学生時代に友達が読んでいたのを思い出して手にとった。当時は蒲生氏郷のことを知らなかったが、その後は信長の野望シリーズは言うに及ばず歴史小説などでその名前に馴染むようにはなった。蒲生氏郷が主人公の大河小説のようなものかと期待したのだが、信長や秀吉が主に登場する典型的な戦国時代歴小説という感じで、ちょくちょく蒲生氏郷が出てくるという感じで物足りない。歴史の流れをつらつら書くよりも、蒲生氏郷について焦点を絞ってほしかった。


2021年1月19日火曜日

私と踊って/恩田陸 ★☆☆ 2021/01/19

まあ文学系なんだろうと思うのだが、形式の異なる短編が集まった短編集。読んで面白いというわけではなく、短編も長くても20ページ程度でお風呂読書の一冊として最後まで読めたが、ドロップするほど苦痛というわけでもなく、という感じ。


慈雨/柚月裕子 ★★★ 2021/01/18

定年退職した刑事が妻とお遍路の旅で四国をまわっているうちに、後輩の刑事が誘拐殺人事件を解決するという話だが、冤罪と思われる過去の誘拐殺人事件のエピソードが挟まれたり、小説としての構成がとてもしっかりしているなとそこに感心した。


2021年1月17日日曜日

天頂より少し下って/川上弘美 ★★☆ 2021/01/16

なぜかまた手にとってしまった川上弘美。これまで「蛇を踏む」「七夜物語」と途中でドロップしてきたが、今回は読破できた短編集。文学的というのだろうか、読んでいての面白みにはかけるのだが、最後まで読めてよかったなあと思う。