2021年2月22日月曜日

チャンネルファンタズモ/加藤実秋 ★☆☆ 2021/02/22

キー局に勤めていたディレクターがやめさせられ、オカルト番組専門の弱小チャンネルにやってきて、嫌々ながらオカルトの番組作りをやるのだが、ブツブツ文句を言いながら仕事に取り組む様子やオカルトの内容自体が興味が持てず、ななめ読みを始めたので106ページでドロップした。


2021年2月21日日曜日

緑の草原に…… (田中芳樹初期短篇集成1)/田中芳樹 ★★☆ 2021/02/21

田中芳樹は、銀英伝のアニメから入り小説も夢中で読んだのだが、アルスラーン戦記やタイタニアが今ひとつだった。なので、あんまり面白くはないんだろうなと思いながら手にとった。なんというか翻訳文のような文体で、短編のSFってショートショートのようなストーリーを長く書いただけなんだとか思いながら読んだ。


2021年2月19日金曜日

謙信の軍配者/富樫倫太郎 ★★☆ 2021/02/19

上巻:軍配者とは軍師のようなもののことのようで、謙信の軍配者とは宇佐美のことを指すのかなと思うが、武田がわの山本勘助のほうがよく出てくる。足利学校で学んだという、山本勘助、宇佐美定満、そして北条の風摩小太郎が下巻で激突していくのかな。まあ、軽い読み物。

下巻:下巻も小太郎は出番がなく、山本勘助がちょこちょこ出てくるくらいで、あとは春の部と謙信がよく出てくる感じで、今一つに終わった感じ。まあ、軽い読み物。


モモンガの件はおまかせを/似鳥鶏 ★★☆ 2021/02/19

動物園の飼育員たちが動物が絡む事件を解決するというサスペンス物。鴇(とき)先生という女性がキリリと切れる役回りで謎解きもそれなりに楽しめるのだが、動物に情がわかないので流し読みしてしまった。


2021年2月12日金曜日

ゴー・ホーム・クイックリー/中路啓太 *** 2021/02/12

表表紙にマッカーサーの絵が書いてあるのだが、読んでみると戦後のGHQ占領下、新憲法の制定にかかわるお話のようで、日本政府側の役人とGHQ担当者とのやり取りがされているのだが、あんまり面白くないし、いくつもでてくる条文案を読み飛ばしてよくわからなくなってきたので、93ページでドロップした。


まよい道: 新・吉原裏同心抄(一)/佐伯泰英 *** 2021/02/12

東京都北区図書館の貸し出しランキングの上位に入っていたので手にとった。江戸時代を舞台にした時代小説のシリーズで、どうも前シリーズである吉原裏同心および吉原裏同心抄に続くシリーズが新・吉原裏同心抄のようで、そんなこと気にせずに読んでいたのだが、やっぱり過去の出来事についての言及が多くて、54ページでドロップした。まあ、読んでてそんなに面白くなかったし。


2021年2月10日水曜日

岸辺の旅/湯本香樹実 ★★☆ 2021/02/10

失踪して死んだ夫がやってきて、その死んだ夫と残された妻とが旅をするというもの。文学チックだなと思って読んでいたのだが、やや高尚すぎるのか途中からついていけなくなったが気がする。全体を通して、緩やかなで良い小説の雰囲気を漂わせているのだが、読後感としてはそんなに良くなかったというところ。


キッチン・ブルー/遠藤彩見 ★★☆ 2021/02/10

おしゃれな都会の女性を主人公にした短編集、という感じかな。ふと振り返るとどれも食が関係していることに気づいた。タイトルにキッチンが入っているし、そういうことか。


2021年2月5日金曜日

ミッドナイト・バス/伊吹有喜 *** 2021/02/04

バス運転手のお話っぽいなと手にとった。新潟と東京を結ぶ路線の運転手で、離婚しているが付き合っている女性がいる設定で、なんとなく既視感を覚えつつ読んでいたのだが、娘がアイドルの格好をして「質問は、許可しません」と言い出したので、ああプライムビデオで見たんだと思い出し、そっと本を閉じた。


2021年2月2日火曜日

水の透視画法/辺見庸 *** 2021/02/02

ちょっと読んで、あれエッセーかなと思って、著者のWikipediaを見たら本作を小説に挙げていて、じゃあもうちょっと読んでみるとか読んでたが、4ページ程度のごく短いお話ばかりで、一貫したものでもなさそうで、エッセーに毛が生えたようなものかと34ページでドロップ。


鬼/高橋克彦 ★★☆ 2021/02/02

陰陽師もの。夢枕獏のそれは安倍晴明と友人との交流が読ませどころだが、本作は長い時代に亘って連綿とつながる陰陽師たちの絆を感じさせられる。