2021年3月29日月曜日

人生の約束/山川健一 ★☆☆ 2021/03/29

一緒に企業立ち上げ、そのご仲違いして死んでしまった親友に対して...という筋書きなのだが面白くない。富山のお祭りの曳山がキーらしいのだが、面白くない。どうも映画のノベライズのようで、2時間程度の映画の内容だから薄っぺらかったのかな。


2021年3月28日日曜日

無貌の神/恒川光太郎 ★★☆ 2021/03/27

おとぎ話のような短篇集。冒頭の表題作が、もっとも突拍子もないストーリーで面白かったが、全体としてはまあまあというところか。旅行中にさくっと読了。


2021年3月21日日曜日

無事、これ名馬/宇江佐真理 ★★☆ 2021/03/21

火消し組の頭のいえに、武家のこども、太郎左衛門が男にしてくれとやってくる時代小説。茫洋としたたろうちゃんがかわいらしく、彼の成長を見守りながら、頭の一家に起こった出来事などを綴る作品。普通に楽しめた。


2021年3月20日土曜日

幸福な日々があります/朝倉かすみ ★★★ 2021/03/20

50前の夫婦の妻のほうが、夫のことを夫として好きではなくなったと言って別居し始めるお話で、二人の出会いから別居しての生活の様子が時間軸を行き来して語られるのだが、とても心に響く。自分自身が同世代で離婚したということもあるのかもしれないが、読み終わるのが名残惜しくて、少しずつ読んだ今年一番の本。


2021年3月14日日曜日

黄金を抱いて翔べ/高村薫 ★★★ 2021/03/14

2020年末から翌年年始にかけて202ページまで。住田銀行地下金庫から金塊を強奪する計画準備。レディージョーカーを彷彿とさせる。

名古屋旅行で読破。住友銀行をモデルにしたと思われる住田銀行の襲撃に北朝鮮スパイ組織の話が絡み厚い内容。計画を立てた北川の妻と子供がひき逃げされるシーンが頭に残る。


2021年3月12日金曜日

ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ ★★☆ 2021/03/12

短編集。登場人物が独白していて、最後に実はこうでしたと謎解きされるタイプ。何が本当なのかわからなくなってくるね。どれも狂気が絡んでいるのかな。あと母娘が憎み合うというようなものも。そこそこ楽しめた。


テティスの逆鱗/唯川恵 ★★☆ 2021/03/12

美容整形を巡って、整形外科医と患者たちのお話。登場人物ごとに章が繰り返されるので、人物の把握がちょっと大変。予想したほどにはサスペンス調にならず、植物人間になった医師の娘から臓器を移植したいという展開もちょっと唐突かな。


2021年3月11日木曜日

レンアイケッコン/小手鞠るい ★★☆ 2021/03/10

タイトルが恋愛結婚という直接的なものだが意外と起伏のあるストーリーで、白ヤギさんと黒ヤギさんのやり取りとかまあ甘い話なのだが、そこそこ楽しめた。


2021年3月10日水曜日

北条早雲1 青雲飛翔篇/富樫 倫太郎 ★☆☆ 2021/03/09

ついさいきん同著者による「謙信の軍配者」を読んで今一つだなと感想を書いた記憶も新しいのだが、大河小説っぽく書架に並んでいたのがこれ。そういえば北条早雲って有名だが彼のお話って読んだことがないなと手にとった。やはり今一つな感じで、文体が合わない。斜め読みして第1部が終わった195ページでドロップ。


2021年3月5日金曜日

砂の城 風の姫/中村ふみ ★☆☆ 2021/03/04

こういうのをライトノベルというのだろうか、怖いもの見たさに手にとったが、架空王朝物で登場人物が中国人っぽくてとっつきにくく、女系王朝で相手をする胤がとか奇妙な設定に69ページでさじを投げた。