ワクチンを名乗る殺人者が新聞上で記者と公開問答するという事件を主軸に、犯人そして記者のこれまでを振り返りながら、子供の虐待や家族の愛とか、そういうことを扱った重厚な小説。読み応えは十分なのだが、新聞上での問答部分がやや難解だったし、そもそも殺人を犯していく理由がストンと落ちなかった。やや残念。
0 件のコメント:
コメントを投稿