3篇の短編が収められている短編集。表題作は、自動販売機へドリンクを補充するトラック運転手の水城さんとアルバイトの敦とが、仕事中に今の恋愛事情を話すといった話なのだが、しっとりしていていい。他の2篇も短いがなかなかよかった。たまには文学チックなものもいいなと思った。
2022年10月27日木曜日
2022年10月25日火曜日
クランII 警視庁渋谷南署・岩沢誠次郎の激昂/沢村鐵 ★★☆ 2022/10/25
1巻目が面白くて2巻目に突入したのだが、警察内部に悪の派閥があってそこのボスが神と呼ばれれているとか、なんか設定が腑に落ちない。晴山と岩沢の二人の主人公がいるのだが、章ごとにどちらの話かわからなかったりするので、この先読みすすめるのは躊躇するなあ。
2022年10月21日金曜日
2022年10月20日木曜日
天山の巫女ソニン(1)黄金の燕/菅野雪虫 ★★☆ 2022/10/20
シリーズものを読んみたいと手に取った。登場人物名がソニンとかユナとかイウォルとかアジアンな感じのファンタジーもの。巫女となるように天山に迎えられるが才能がないとして実家に戻されたソニンが、日本の古代のような世界で頑張る話だが、ソニンがつらい目にあう描写を読み進むのが辛い。
2022年10月18日火曜日
妖怪アパートの幽雅な日常 1/香月日輪 ★★☆ 2022/10/18
シリーズものを読んみたいと手に取った。オバケが住んでいるアパートに住むことになった若者の話だが、出てくるオバケというのが、賄で美味しい料理を作っている手だけのおばさんオバケとかほのぼのしたものが中心で、コミカル調な読みやすい内容。アマゾンで調べたらアニメ調な表紙になっていて、コミカライズもされたのかな。
2022年10月16日日曜日
孤高のメス―神の手にはあらず〈第1巻〉/大鐘稔彦 ★★☆
当麻鉄彦という若手の外科医がいろんな病院で修行する話で始まるのだが、地方医療を志し、先輩がいるという病院の様子のところで、アマプラで映像版を見たことを思い出した。生体肝移植だったか、当時禁じられていた治療方法を試みて逮捕されるんだったかな。ネタバレ感が出てきたので、91ページでドロップする。全6巻で、映像になったのはほんの僅かかもしれないのでもったいない気もするが、地方の病院内での嫉妬に満ちた人間関係の話はあんまり読みたくない。
2022年10月12日水曜日
三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン/柴崎竜人 ★★☆ 2022/10/12
三軒茶屋でプラネタリウムのあるバーを営む和真と、その双子の兄の創馬、その娘の月子。そしてバーの常連客たちを巡ったお話で、毎回和真が星座にまつわるお話をする、というのがお決まりになっている人情ドラマ。二人をお父さんと呼ぶ月子がかわいらしい。すんなり読めた。続きを読もうかと悩むところ。
クランⅠ 警視庁捜査一課・晴山旭の密命/沢村鐵 ★★☆ 2022/10/12
シリーズものを読んみたいと手に取った。自殺したとされる仲間の刑事の謎を追っていくというのが大筋。主人公の晴山が、死者の婚約者であった検視官や、監察部門のトップなどと、警察を良くしていこうというグループを組んで謎に乗り出していくところまで。ややコミカルな警察小説で、読みやすい。
幻世の祈り 第一部家族狩り/天童荒太 ★★☆ 2022/10/12
児童相談所のカウンセラー、学校の美術教師、刑事などの大人の主人公たちが、家庭に問題がある子どもたちに向き合いつつも自分自身も問題を抱えているといった感じのお話で、読み応えもあってなかなかの良作。第五部までの五巻構成のようで、読み進めようか迷うところ。
2022年10月5日水曜日
放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部/茅田砂胡 ★★☆ 2022/10/05
グインサーガを読み終え、次に読むべきシリーズものを探していたのだが、しばらくこれでしのげそう。王国に復帰しようとする王と、不思議なチカラを持つ少女のお話。ファンタジーものというよりゲームっぽいストーリーで、深みはないがお風呂で読むにはこの程度がいい。そんな作品。
2022年10月1日土曜日
彩雲国物語 一、はじまりの風は紅く/雪乃紗衣 ★★☆ 2022/10/01
シリーズものを読んみたいと手に取った。中国王朝風の架空王朝で、後宮にあがって王の教育係を努めようとする16歳の少女を中心にした、ラブコメ風のドタバタものといった感じで、気軽に読めて悪くないが、このさき何冊も読み込んでいこうという感じでもなかった。
付添い屋・六平太 龍の巻 留め女/金子成人 ★★☆ 2022/09/30
シリーズものを読んみたいと手に取った。江戸を舞台にした時代小説で、付添い屋というのは六平太のしごとで用心棒みたいな感じなのだが、付添いの場面はほとんどない。剣が強くて、女にもてて、とよくあるパターンで取り立てて本作に惹かれるところはないかな。義理の妹の佐和の結婚までこの一冊で区切りよく読めたのは良かった。
お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課/竹林七草 ★★☆ 2022/09/30
シリーズものを読んみたいと手に取った。臨時職員として幽冥推進課に就職した夕霞が地縛霊をこの世への思いを納得させて成仏させていく、というお話で3話目が江戸時代に村の橋を守るために人柱にさせられた少女がテーマでぐっと来た。ドタバタ調で読みやすかったが、次の巻はまあいいか。