2023年8月26日土曜日

宇宙皇子 地上編 1: はるかに遠き都よ/藤川桂介 ★★☆ 2023/08/25

お風呂読書として楽しんだデルフィニア戦記の後継として大河小説を探している中で手に取った作品。むかし聞いたことがある題名なのでそこそこ面白いんだろうなと読み始めたが、古代日本が舞台のお話でそこそこ面白かった。続刊に進んでも良かったのだが、候補としておいておく。


2023年8月25日金曜日

岸和田のカオルちゃん/中場利一 ★☆☆ 2023/08/24

岸和田を舞台に、ケンカがむちゃくつよい強いカオルちゃんと突っマリ少年たちのお話のようで、シリーズ第4巻だった。じゃりン子チエのテツのようなカオルちゃんで、映像ならそこそこ楽しいかなと思うが小説として面白みが今ひとつかなと、86ページでドロップした。アマゾンで調べたら映像があった。映像があって小説かもしれない。


2023年8月24日木曜日

マダム・キュリーと朝食を/小林エリカ ★☆☆ 2023/08/23

猫視点の描写と人間視点の描写が交互にある作品なのだが、なんか猫が料理をするとか、ちょっとよくわからないし、読みやすい文章でもないし、52ページでドロップした。


2023年8月22日火曜日

時効犯/翔田寛 ★★☆ 2023/08/22

時効犯というくらいだから時効ではなかったという結末になるんだろうと予想しながら読み始めたが、出来事とか分かりづらいし、最後のエピローグで事件はこうだったという説明があったりで、いい出来じゃないんじゃないかなあ。最後まで読めたが、途中でドロップしようと何度か思った。


傍流の記者/本城雅人 ★★☆ 2023/08/21

スクープを求める新聞記者たちのお話で、同期入社の6人の男たちそれぞれを主人公にした6話構成。最初は、ちょっとつまんないなと感じたが、主人公が変わると視点も変わり、比較的読ませてくれた感じ。


ゆきうさぎのお品書き 祝い膳には天ぷらを/小湊悠貴 ★★☆ 2023/08/21

10巻シリーズの第5巻目のようだ。小料理屋を舞台に若い店主とバイトの女の子との恋愛模様を軸とした短編連作集というよくあるタイプの小説。いきなり5巻から読んだからだが、人間関係がよくわからず、本シリーズ特有の魅力も掴みづらく、今一つな感じかな。登場するゲストの心を癒やすというのがこの手の作品の定番テーマだが、ストーリー的にも弱い気がした。


嘘ですけど、なにか?/木内一裕 ★★☆ 2023/08/21

スタイリッシュな恋愛小説のような冒頭なのだが、ファミレスで新幹線テロを教唆したというわけのわからない理由で警察官僚が殺人事件を起こすという不可解な筋書きがストンと来なかったが、展開も早くて最後まですらっと読めたのでまあ良かったか。


2023年8月14日月曜日

土の記(上)/高村薫 ★★★ 2023/08/14

山村の70代の男が、交通事故で16年意識が戻らないまま死んだ妻が、不貞を働いていたようだということを考えながら、田舎の農作業に取り掛かる、そういう波風の少ないストーリーなのだが惹き込まれる。犬山旅行と帰省で読了。


2023年8月10日木曜日

ゴリラ裁判の日/須藤古都離 ★★☆ 2023/08/10

実家に帰省中に妹から借りて読了。手話で言葉を話せるゴリラがアメリカ社会で裁判するというもので、人権系の運動をパロったような展開になるのかなと思ったら、まあそんな感じだった。後半の裁判シーンは展開に興味を惹かれたが、全体的に言うほど面白くはないか、最後まで読み通せるぐらいには面白い、という感じだろうか。