2024年11月22日金曜日

暁からすの嫁さがし/雨咲はな ★☆☆ 2024/11/22

題名からして、苦手なオカルトものっぽいなあと思いつつも手に取ったのだが、特殊なカラスの喋っている言葉が理解できたので、嫁に来てくれとか言われて、妖魔に取り憑かれた同級生を助けたりとか読み進めたが、122ページでドロップした。

神と王 亡国の書/葉なつ ★☆☆ 2024/11/22

架空の世界を舞台にしたファンタジーもの。和の雰囲気を目指しているのかな、60ページまで頑張って読んだが面白みが感じられずドロップする。

月の炎/板倉俊之 ★☆☆ 2024/11/22

うっかり裏表紙を見て著者がお笑い芸人だとわかってしまったものの気にせずに読み進めたのだが、少年たちのお話であんまり面白くないので66ページでドロップした

2024年11月18日月曜日

カモフラージュ/松井玲奈 ★★☆ 2024/11/18

恋愛話の短編集。メイドカフェに憧れて務めるも肥えてしまいみんなにバカにされるいとうちゃんが肥えたコックに助けられる「いとうちゃん」はそこそこだったものの、他はもひとつだったかな。


はるか/宿野かほる ★★☆ 2024/11/18

AIを使って死んだ妻はるかを蘇らせようというSFサスペンス。AIの名前がHAL-CAというとっころがおかしいが、再婚した現在の妻を殺すようにそそのかしたりとかサスペンス調に進んだ割には、あっさり幕引きしてしまったのが残念。2018年のマルシーなので、現在のAIレベルで考えればもうちょっとすごい作品になるんだろうなとも思った。

身も心も/盛田隆二 ★★★ 2024/11/18

一時は要介護認定を受けながらも回復し絵画教室に通うようになった礼二郎が、そこで幸子という容色の老女と出会い仲良くなり、脳梗塞を経て体の自由が効かなくなり記憶も斑になりながらも彼女の献身を受けるという、いわば幸せなお話。息子とその嫁からもそこそこ大事にされており、施設にも入れたりして、いい環境。自分の今後の老境を考えさせられた。

遠い約束/室積光 ★★★ 2024/11/18

母校の小学校を訪れた作家が、かつての同級生と50年後の開封を誓って埋めた文集を掘り起こしつつ、戦争で死んでいった同級生の顛末を語るお話で、反戦臭さはなくジーンときた。

2024年11月15日金曜日

七月七日のペトリコール/持地佑季子 ★☆☆ 2024/11/14

親友の十三回忌に過去の自分と電話が繋がり、親友の死を回避しようと試みる、青春SFものって感じなのだが、ちょっと肌に合わなくて86ページでドロップ。高校生が出てくると弱い。


2024年11月14日木曜日

ロバのサイン会/吉野万理子 ★☆☆ 2024/11/13

人間と暮らす動物を主人公にした短編集。人間の言葉がわかるが人間は動物の言葉はわからない設定。テレビで活躍するタレント猫のお話「女優のプライド」とか読みにくいわけではないのだが、動物の話を読んでもなあと読む気が落ちて60ページでドロップした。

2024年11月12日火曜日

殺戮にいたる病/我孫子武丸 ★★☆ 2024/11/11

YouTubeのおすすめ読書で見て手に取った。猟奇殺人事件に関するお話という出だしで、宮部みゆきとか思い出したりしながら読み進めたが、最後に息子が犯人と思っていたらそうではなかったという読者トリックが主眼の作品だとわかり、ちょっとがっかり。

北茨城へのどぶ汁旅行で読了


2024年11月9日土曜日

天皇の座布団/難波利三 ★★☆ 2024/11/09

ちょっと古い小説だと思うが、戦前戦後あたりを舞台設定にした短編集で、エロいシーンも入っているので大衆娯楽小説なのかな。朝鮮からの密航者夫婦との触れ合いを描く「虫の渡る海峡」が生々しい感じがしてよかったかな。

消えた大関/須藤靖貴 ★★☆ 2024/11/09

外国人力士の大関荒把米(アラバマ)が暗殺者に狙われたり事件、大関を助ける賢吾の少年時代の殺人の思い出、などが入り組んだストーリーで、親方やジャーナリストの子どもも力士をしているのかな、人間関係がやや複雑で理解が足りていない気がするが、そこそこおもしろかった。

2024年11月6日水曜日

りさ子のガチ恋・俳優沼/澤くれは ★☆☆ 2024/11/06

劇団の俳優とそのファンを描いた作品という感じで、文章は読みにくくはないのだが、ファン心理と俳優の様子というところに興味がわかず、読んでいて楽しくない。流したりもしたが80ページでドロップした。


地を這う虫/高村薫 *** 2024/11/04

短編集。「愁訴の花」を2024年11月頭の帰省時に。


2024年11月5日火曜日

クォーター/須藤晃 ★☆☆ 2024/11/05

冒頭から文章があわなくて、裏筋によると長編青春小説とのことなのだが、そういった香りを嗅ぐまでもなく、22ページでドロップした。