2020年6月25日木曜日

親指Pの修業時代/松浦理英子 ★★☆ 2020/06/25

上巻:Wikipediaの純文学で例示されていた作品。ある日、右足の親指がペニスになった若い女性のお話で、盲目の男の子と付き合ったりとなかなか面白い。いまは生殖器に関わるフリークスたちの集団に加わって見世物ショーのツアーに出てるんだけと、下巻の展開に期待だなあ。
下巻:上巻は面白かったんだが、フラワー・ショーのメンバーとのお話が最後までつづき、やや退屈。巻末に掲載されていた作者の講演録で性器以外による快感とか描きたかったみたいな話を読んでしまい、純粋な読後感想を思い出しにくくなったが、面白くない方向に収束したように感じて残念。

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