上巻:最近とりつかれたように髙村薫に取り組んでいるが、両親が告訴したために、仏教施設で事故死した青年について調べていくのだが、巻末で元オウム信者だとわかって、うむ、という作品。警察小説で、トリックがどうだという作品でもなく、さりとて読んでいて事件解明の流れが理解しやすいかといえばそうでもない。盛り上がりに欠けるが、なぜか読みすすめてしまう。
下巻:禅宗の道場で、元オウム信者の青年が坐禅中にてんかん発作を起こして瞑想する様子が目に浮かんで衝撃を受けた。論争や手紙の部分はすごいなと思うもののちんぷんかんぷんで読み飛ばすのが良い。
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