2018年11月28日水曜日

パンドラ・アイランド/大沢在昌 ★★★ 2018/11/28

小笠原から更に離れた何回の孤島で、元警官の主人公が保安官として務めるのだが、そこで殺人事件が起こるというお話。好みの文体で読みやすく、冒頭の事件が起こっていない日常風景が読んでいて楽しかった。ハードボイルド小説かなと思いながら読んでいたが、殺人事件が積み重なるにつれ推理小説っぽくなっていき、しまいには犯人に自分の推理をとうとうと話し出してしまい、やや不出来な印象。登場時からチナミは怪しいかったしね。でも、全体的にとても読みやすかったので、機会があれば別の作品にも手を伸ばしてみたい。


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