帰省とか旅行などのお供に高村薫を読むようになってしばらく経つ。どんな話なんだろうと読み始めたが、どうもスパイ小説かな。「黄金を抱いて翔べ」でも北鮮のスパイ話があったが、日本を舞台にしたスパイ小説なら北鮮が本道なのかな。ぷらとん書房の3人のスパイが殺され、彼らが何をしていたのか残された光磁気ディスクをUnixマシンで開く234ページまで。ジリジリとしたハードボイルドだが、面白みという点で。
夏休み中の帰省で上巻読了。アラブ人顔の高塚良が拉致られ、日野の奥さんが自殺し、「トロイ計画」の残りのマイクロフィルムが江口の万年筆から見つかるまで。2021/08/01
下巻:木次線旅行で186ページまで。拉致された高塚良との交換を目指して、舞鶴から島田が出航しようとしているところまで。
2022年正月帰省で最後まで。高塚良はチェルノブイリ事故の後始末作業に従事したため放射能にやられていたことが判明。出向した船の中で遺体と対面。そして原発襲撃へ。読み応えがあって楽しめた。
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