スケニアの先住民という攻めてくるんだけど、すごく強くて、フィンランドとかあっちの方の民族っぽい感じの設定だが、親父がおなじ先住民というイヴンが乗り込んで和睦して、一緒にスケニアの艦隊を叩く展開。次の波乱をもたらすであろう男の登場を示唆して終了。いよいよファロットとの戦いになるのかな。
2023年4月29日土曜日
2023年4月26日水曜日
追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました/友野紅子 ★★☆ 2023/04/25
好きなゲームの世界の悪役に転生してしまうというお話で、ゲームの主人公に陥れられて学園を追放され、田舎でスイーツ屋を営みながら、モフモフの巨大猫を可愛がる、といった軽い小説。ライトノベルを読んでみたいと思っているのだが、本作がそうなんだろうか。
狙撃者の悲歌/森村誠一 ★★☆ 2023/04/25
親分を殺されてしまった敵を追う兄貴分と舎弟の話と、殺されてしまった恩人の娘の犯人を追う警察官たちの話とが交差していく、よく練られたストーリーで、ハードボイルドものだと思ったのだがサスペンス色が強かったかな。真由美と真美子かな、人物名が紛らわしくて、ホテヘル嬢が誰の愛人?とかわからなくなることがあって、すこし興ざめ。
カウント・プラン/黒川博行 ★★☆ 2023/04/25
推理小説の短編集。冒頭の表題作はなんでも数をかぞえてしまう男が登場するし、これはいい小説かもと期待したのだが、短編とわかってがっかりした。連作集というわけでもなく、各編がちょっと変わった設定で本格的な推理小説なんだと思うが、ぼーっと読んでいると仕掛け的なところが理解できず、さほど楽しめなかったかも。
2023年4月25日火曜日
慟哭は聴こえない: デフ・ヴォイス/丸山正樹 ★★☆ 2023/04/24
ろう者の中で育った聴者の男、荒井が手話通訳を勤めながら、ろう者を取り巻く社会の問題を扱うといった小せる。どうも続巻のようで、聴者で警察に勤めている妻みゆきの連れ子美和との馴れ初めが気になるが、各章が一話となっており、そこそこ楽しめる内容だった。
2023年4月20日木曜日
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 朝食フェスと決意のグヤーシュ/友井羊 ★★☆ 2023/04/20
チルチルサクラ ~桜の雨が君に降る~/いぬじゅん ★★☆ 2023/04/19
本好きのぽっちゃり女子高生ソラミが、リンネさんと名付けた幽霊にもうすぐ死ぬから、自分に正直に生きるようにしなさいに言わるという学園青春もの。親友の杏奈と、あこがれの先輩悠真くんとのやりとかがメインだが、まああんまり面白くなかったなあ。
2023年4月16日日曜日
2023年4月13日木曜日
ひなた弁当/山本甲士 ★★☆ 2023/04/13
リストラされたサラリーマンが、タンポポやノビルなどの野草、オイカワやフナなどの川魚を採取して料理した弁当屋を始めて、リストラの傷はもとより家族の絆も取り戻す、といったお話。調子良くうまくいくのがお話っぽいのだが、身近な自然にふれあいながら野草採取や釣りにいそしむ姿は羨ましく感じる。
2023年4月12日水曜日
新リア王 上/高村薫 ★★☆ 2023/04/12
福澤彰之シリーズの2作目。福澤彰之の庵を訪ねて、榮が政治の話を、彰之が仏教の話を長々とするという288ページまで入院時に読んだ。前作の晴子情歌はとても良かったのだが、本作はどうだろうか。高村薫の作品は、冒頭が長くつまらないことがあるので、この先の展開に期待だが。
伊勢志摩旅行と帰宅してから残りを読了。二人の話は続き、榮が2泊するまで。
2023年4月9日日曜日
秀吉と武吉―目を上げれば海/城山三郎 ★★☆ 2023/04/06
瀬戸内で村上水軍を率いた村上武吉を扱った時代小説。名前は知っているもののよく知らなかったので手に取った。村上水軍は能島、来島、因島の3つの島の氏族からなり、その元締たる武吉は3島の結束に心砕きつつ、毛利家や秀吉と向き合っていく、というのが大まかな筋で、前半は意気揚々とした武吉が描かれ楽しいが、後半は秀吉に冷遇され没落していくさまが中心で、この手のマイナー主人公の戦国時代ものにありがちな尻すぼみの展開がやや寂しい。
2023年4月4日火曜日
ギンカムロ/美奈川護 ★★☆ 2023/04/04
死亡事故を起こし廃業同然だった花火会社に風間という女性が職人として頑張る姿を、会社の4代目となる青年の目を通して描く。はじめは、クライアントからの依頼に基づいた花火を作るといった感じの話だてだったのだが、最後は風間のおいたちに焦点が当てられ、まあどうなのかな、感動的なのか、そうでもないのか、まあまあというところか。
冬の蜃気楼/山田太一 ★☆☆ 2023/04/04
戦後まもないころ、映画会社の助監督として職を得た主人公の青年が、羽柴という役者に騙されたり、瑠美という美少女の役者に恋愛感情を抱いたりして過ごす青春物語なのだが、私には今ひとつおもろしくなかったかな。最後までなんとか読んだ。