2023年7月31日月曜日
2023年7月30日日曜日
拾われた男/松尾諭 *** 2023/07/28
面白そうなタイトルだと手に取った。松尾諭という名前を聞いて顔が思い浮かばなかったが、調べてみて見た頃がある顔だった。そこそこ面白い感じなんだが、エッセイか?自伝か?とか思っていると読む気が失せてドロップした。
2023年7月27日木曜日
王女グリンダ〈下〉 /茅田砂胡 ★★☆ 2023/07/27
デルフィニア戦記の元になったような小説ということだが、あとがきにリィとシェラの物語とあり、ああそうだなと納得した。デルフィニア戦記はファロットとか言い出してから面白みが薄くなった印象だが、王女グリンダぐらいの切り出しがいいのかもしれない。
2023年7月25日火曜日
小説十八史略(一)/陳舜臣 *** 2023/07/25
五胡十六国時代のお話が読めればと思い、中国歴史ものとして本書を手に取ったが、小エピソード集という感じで、もともと陳舜臣にばちっとハマっていないこともあり、70ページでドロップする。やっぱり陳舜臣にははまらなかった。
日輪を狙う者/高橋直樹 ★☆☆ 2023/07/25
蜂屋半之丞により突き殺された松平金助がお家取り潰しとなり離散した遺児が、本能寺の変で伊賀を越えようとする徳川家康を敵として狙うという話なのだが、面白くない。子どもたちが苦労する最初のところから、家康たちを追い詰めようとするところまで面白くなかった。最後は読み飛ばしたが、小万が死んでいたかな。
将軍の子/佐藤巖太郎 ★★★ 2023/07/25
木下昌輝が気に入ったので「戦国 番狂わせ七番勝負」で競作している時代小説家を一通り読んだ見た中で佐藤巖太郎が良かった。保科正之をめぐる、主人公がそれぞれ異なる連作短編集で、読みやすく且つ読み応えあるもので、とても良かった。保科正之を立派な人物として描き過ぎているところは気になったが。
ただいま神様当番/青山美智子 ★★☆ 2023/07/25
妹にすすめられて手に取った。左腕に神様当番の文字が浮かび上がり、神様と自称する禿げ上がった老人が幸せになりたいとリクエストしてくる、連作短編集。ほのぼの系で、読みやすい。小さな幸せを見つけるという話ばかりだが、そういうのが大事なんだなあとか思った。
2023年7月18日火曜日
王女グリンダ〈上〉/茅田砂胡 ★★☆ 2023/07/18
デルフィニア戦記の外伝的な作品かなと手に取ったが、どうもデルフィニア戦記を書くもととなった作品のようで、設定がやや違う。上巻はリィとシェラとが話の中心で、リィが太陽でシェラが月だというデルフィニア戦記でも出てきた話が本作でも消化不良。正直なところ、読まなくても良かった作品かもしれない。
2023年7月13日木曜日
千里の向こう/簑輪諒 ★☆☆ 2023/07/13
中岡慎太郎を主人公にした幕末ものだが、淡々と歴史を語る場面も多く、司馬遼太郎を彷彿とさせるのだが、どうも読んでいて面白くない。頭に入ってこない。第二章が終わる93ページまで呼んだが退屈なので、ドロップする。
2023年7月12日水曜日
デルフィニア戦記外伝3-ポーラの戴冠式/茅田砂胡 ★★☆ 2023/07/12
10年後にリィとルウが帰ってきた、という設定で、主に子どもたちの世代が初めてリィと交流する姿を描く短編集。どいつもこいつも子供を設けやがって、という感じしてちょっと妙かな。オーロンとの戦いに加勢するために戻ってきたらしいのだが、そんな話は知らないなあ。読んでいないお話があるのかな、そこが気になった。
2023年7月10日月曜日
すしそばてんぷら/藤野千夜 ★★☆ 2023/07/10
お天気お姉さんをやっている寿々(すず)が、江戸の食文化のブログをきっかけに番組を持つようになるまで、一緒に住むおばあちゃんと近所の幼馴染寛太とやり取りなどを描いた作品。実店舗が出てくるのだが、2016年の刊行ということですでに何店か閉店になっていて残念。ほのぼのとした仲の良さを描かれていて、安心して読めた。
寿フォーエバー/山本幸久 ★★☆ 2023/07/10
結婚式場に勤める、ちょっとお馬鹿な女子社員を主人公にした、ゆるいコメディ。ほぼ悪い人は出てこず、登場人物もキャラが立っていて、そこそこ楽しめた。靖子、お馬鹿だなあと思っていたら、最後には仕事もこなし、恋愛も積極的になって、成長したんだなあと思った。
ふたご/藤崎彩織 ★★☆ 2023/07/10
幼馴染だという月島が切れたキャラで、コメディを読んでるのかなと思ったりもしたが、やがてバンドを組んで成功していくとか、えーまじでと思ったりもしたが、どうも著者が所属するバンド「SEKAI NO OWARI」をモチーフにしたお話なのかな。個人的にはも一つだった。
通りすがりのあなた/はあちゅう ★★★ 2023/07/10
インターネットで聞いたことがあるような著者名で、ラノベかな?とか思ってあんまり期待していなかったのだが、文芸調の短編集で、感情が高ぶる寸前で話が終わるような感じで、とてもいいねえ。短期留学したパナマでジェニファーという娘が親切にしてくれたんだけど、今ひとつ友達になりきれずに帰国する「友達なんかじゃない」はドライとウェットの加減が妙でとてもよかった。