軽妙なサスペンスもの、という感じなのだが、文体が合わずに29ページでドロップ。
2025年3月29日土曜日
2025年3月24日月曜日
クリストファー男娼窟/草間彌生 ★★☆ 2025/03/24
何気なく手に取ったがあの草間彌生による作品で、小説も書くんだと感心しつつ読み始めた。3つの短編が収められており、表題作の「クリストファー男娼窟」は肛門セックスが連呼されていて、読んでいて小気味よい。残る2篇も性に関わる話で、文芸チックな感じで結構良かった。
バラの中の死/日下圭介 ★★☆ 2025/03/24
サスペンス物の短編集。お皿を割ってしまう冒頭の「砕けて殺意」や主人の帽子が引っかかっているので犬が登ろうとする「木に登る犬」などはストーリーが分かったのだが、あとはちょっとちんぷんかんぷんだったかな。本格サスペンスものは分かりづらい作品が多いな。
2025年3月23日日曜日
奴隷戦国 1573年 信長の美色/久瀬千路 ★☆☆ 2025/03/23
戦国時代、日本から奴隷商人に売られた男がマカオで、日本に売られた女奴隷を取り戻してほしいとポルトガル人に依頼され、といったストーリーで190ページまで読んだが、おもしくないのであとはスルッと流したが、信長のもとから女奴隷を開放して一緒に逃げ延びる冒険活劇的な内容かな。
怪物の木こり/倉井眉介 ★☆☆ 2025/03/23
サイコパスを自称する男が木こりの扮装をした男に襲われたり、殺人事件で脳が持ち去られる脳泥棒事件が起こったり、そういった話なのだが、140ページまで読んでも面白くないので、その後はさっと読み飛ばしたのだが、なんかよくわからんかったなあ。
2025年3月19日水曜日
人情めし江戸屋 剣豪同心と鬼与力/倉阪鬼一郎 ★☆☆ 2025/03/19
タイトルからして江戸時代の食堂を舞台にした人情噺かと思いながら読み始めたのだが、まわりで殺人が起こってるようだがストーリーとしては何が進んでいるのか掴み取れず。裏筋を見たらサスペンス調の小説なのかな。いずれにせよ面白みが感じられないので72ページでドロップ。
魔術師たちの秋/倉数茂 ★☆☆ 2025/03/19
魔術師とあるのでファンタジーものかなとか思いながら読み始めたが、青年が廃屋で見かけた少年を誘って祭りにとか、分かりづらい筋書きで文体も読みにくいので60ページでドロップ。
2025年3月15日土曜日
雨と短銃/伊吹亜門 ★★☆ 2025/03/15
春、死なん/紗倉まな ★★☆ 2025/03/14
エブリ リトル シング/大村あつし ★★☆ 2025/03/14
5本足をクワガタを買い求めた、義足の少年のお話からはじまる、登場人物が絡んでいる京の短編集で、ハートウォーミング系なんだけど、安っぽい感じがしないでもない気がした。
2025年3月13日木曜日
死んだ山田と教室/金子玲介 ★★☆ 2025/03/12
死んだはずの山田が教室のスピーカーとなってクラスの仲間達と会話を続けるというコミカルな設定のお話。同級生たちとしか話さないという設定のため、卒業後は誰とも会話することがなくなりという妙な展開になっていくのだが、彼に再会するため教師になる和久津くんがナイスガイだった。道後温泉の足湯に浸かりながら読書したり楽しかった。
レモンサワー/大竹聡 ★☆☆ 2025/03/11
バーで働いているのかな、ジローという男を巡る短編集。ちょっと文芸っぽいのかな、文体は読みづらくて、頭に入ってこないタイプ。103ページでドロップした。
2025年3月1日土曜日
禁じられたメス/久間十義 ★★★ 2025/02/28
病気で取り出した腎臓を透析患者に移植する病腎移植をテーマに持つ大河ドラマという感じで、東日本大震災も絡む壮大なストーリーなのだが、実の父から娘への腎臓移植のエピソードはぐっと来た。
鍵のことなら、何でもお任せ/黒野伸一 ★★☆ 2025/02/28
鍵屋を営む気弱な青年が、キャバ嬢をやっている妹や、鍵の師匠として慕ってくれる二人に応援されながら、頑張っていく的な作品。まあ、読み物という感じかな。
2025年2月27日木曜日
真実の絆/北川歩実 ★☆☆ 2025/02/26
知的障害のある女が自分の本当の母親で、という出だしには興味を惹かれたのだが、遺産を巡って子どもを作るだの複雑な筋を、主人公を変えた連作短編の形で描いていく作品で、登場人物も多くて、よくわかんなくなってきて186ページでドロップした。
2025年2月22日土曜日
天の川の舟乗り 名探偵音野順の事件簿/北山猛邦 ★☆☆ 2025/02/22
名探偵である音野をサポートするお調子者の青年が主人公なお話で、このお調子者具合が鼻につくのでドロップした。読んだことはないのだが、名探偵ホームズとワトソンとの関係もこんな感じで、ワトソン視点でホームズの活躍が描かれているんだろうか。そんな事を考えた。
2025年2月21日金曜日
星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン、池央耿翻訳 ★★☆ 2025/02/20
Youtubeのおすすめ読書で手に取った。月で見つかった遺体から、太陽系にかつて存在した惑星ミネルヴァが明らかになっていくという壮大なストーリーなのだが、現在の視点から見ると技術とかが古臭く、月が移動したとか当時は納得感が会ったのかなと疑問に思ったが、前半は純粋に楽しめた。
2025年2月17日月曜日
リアード武侠傳奇・伝/牧野修 *** 2025/02/16
セム族の話なんて、と思って忌避していたが、ひょっとしたらグインとか登場してそこそこ面白かもと手に取った。パラパラっと見たが、グイン一行を描くセム族の演劇団のお話で終始しているっぽいので、ドロップした。
2025年2月15日土曜日
サリア遊廓の聖女 3/円城寺忍 ★★☆ 2025/02/14
3巻にわたる外伝も本巻で完結。少女遊郭とか攻めた設定だなと感心しながら読み進めてきたが、ジャスミンの正体がいとこであることが判明したり、グインとの出会いにつながったり、と栗本薫作品のエピソードをいろいろつなぎ合わせて作り出した設定群に感動しつつ、その数の多さにこれでいいのか、と思わされた。考えれば「黄金の盾」でもヴァルーサがガンダルの情婦だった設定にされていたし。
2025年2月14日金曜日
花嫁の花/瀧羽麻子 ★★★ 2025/02/14
資格学校で働く莢子、付き合って結婚まで考えている彼氏、篤志が宗教のようなものをやっているのがわかり、それがどうしても気になって別れる、という筋なのが、まったりした筆致で読み心地は良かった。甲斐くんとの関係とか、波風が立つような展開があるのかなと思ったが、とても平坦なお話で感心した。
2025年2月13日木曜日
拉致と決断/蓮池薫 ★★☆ 2025/02/13
北朝鮮拉致被害者であった著者による手記。すごい内容なんだろうなと恐る恐る読み始めたが、冒頭の拉致シーンはともかくとして、残りの生活シーンは監視社会の息苦しさは感じられるものの比較的のほほ~んとした様子で、なにやらほっとした。
2025年2月10日月曜日
地を這う虫/高村薫 ★★☆ 2025/03/28
短編集。どれも高村薫らしい作品で、読み応えがあっていい。最初の「愁訴の花」と次の「巡り合う人びと」は重厚な警察ものという感じ。元警官が政治家の運転手を務める「父が来た道」がやや毛色が違うか。最後の表題作「地を這う虫」は、元警官の男が何気ない普段の通勤途中の変化を読み取って事件を解決しようとする異色作。
「愁訴の花」を2024年11月頭の帰省時に。「巡り合う人びと」を2024年末の帰省時に。「父が来た道」を2025年2月の徳島旅行で。元警官が政治家の運転手をする話。「地を這う虫」を2025年3月の和田岬旅行で。
2025年2月5日水曜日
龍の袖/藤原緋沙子 ★★☆ 2025/02/04
2025年2月1日土曜日
日本語「ぢ」と「じ」の謎: 国語の先生も知らなかった/土屋秀宇 ★★☆ 2025/01/31
2025年1月27日月曜日
名文を書かない文章講座/村田喜代子 *** 2025/01/27
文章のうまい書き方を知りたく手に取ったが、文章の題材とかの話からスタートして、そんなのはどうでもいいかなと40ページほどでドロップした。
2025年1月25日土曜日
学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑 ★★☆ 2025/01/25
Youtubeかなんかのおすすめ読書で見て手に取った。学習などのインプットよりアウトプットのほうが身につく、というのが大きな発見だった。
社員の力で最高のチームをつくる―1分間エンパワーメント/ケン・ブランチャード ★★☆ 2025/01/25
星野リゾートの社長が進めていた本。監修を彼がやっていた。エンパワーメントを導入するというストーリー仕立ての内容で、こんな形の経営本もあるんだと驚いた。話の進行に沿ってエンパワーメントのポイントが挙げられていくのだが、会社でやっている施策もこれなのかなとか思ってくる。とはいえ翻訳調で面白さも薄いので114ページでドロップ。
2025年1月24日金曜日
星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則/中沢康彦 ★★☆ 2025/01/24
星野リゾートで取り入れらている、経営本を教科書とする取り組みについて実例を交えて説明されていて、なかなか楽しめた。
2025年1月23日木曜日
食べる女/筒井ともみ ★★☆ 2025/01/23
各話セックスが絡む短編集。女性が主人公で恋愛に絡む色々なお話。冒頭に「スローフード、スローセックス宣言」なるものがあるが、それにそった連作ものというわけでもない印象。読みやすかったが、それほど面白いという感じでもなかったかな。
モザイク/田口ランディ ★★☆ 2025/01/23
ハードボイルドものということでいいのだろうか。精神病者などを病院に移送する仕事をミミが、少年に移送を巡って怪しげな宗教団体に出会いというところまではハードボイルド長蛇が、世界はモザイク構造になっているとか精神世界に入り込んしまう怪しげな展開をしてしまって驚いた。
天国の郵便ポスト/折原みと ★★☆ 2025/01/22
妻に先立たれた男が逗子市で子どもとももカフェを営むのかな、そこに天国に届くと噂されるポストがあって、という話なのだが、この男がうじうじしていて好みじゃないなあと思いつつ読み進んだのだが、最後のおばあちゃんの手紙はほろりと来た。
2025年1月20日月曜日
一九三四年冬-乱歩/久世光彦 ★☆☆ 2025/01/18
なんか古そうだったが、山本周五郎賞とあったので手に取った。江戸川乱歩を主人公にした小説が、乱歩が悩みながら作品を仕上げていくという感じなのかなと思うのだが、古めかしい文体が読みづらくて76ページでドロップ。梔子(くちなし)姫とか怪作品を書こうとする姿は面白かったのだが。
2025年1月16日木曜日
だまってすわれば: 観相師・水野南北一代/神坂次郎 ★☆☆ 2025/01/15
観相師とはなんだろうと思いながら手に取ったが、江戸で放蕩をはたらく若者の話が始まるのだが、文章が読みづらく面白くもないので34ページでドロップした。
2025年1月13日月曜日
喜べ、幸いなる魂よ/佐藤亜紀 ★★☆ 2025/01/13
奇書というべき作品か。フランドル地方を舞台に中世ヨーロッパのような話が進行し、変な本を選んだかと後悔し始めたくらいで、少女ヤケネがヤンを誘って性に耽りだして、やっぱり変な本だとわかった。この天才のヤケネが修道女に似たベギンになり、ヤンは家の跡をついで、という大河小説な感じで、おおくの学術書を表すヤケネは誰かモデルが居るのかなと思いながら読み進んだが不明。よくこんな作品を書けたなあと感心した。
金木犀とメテオラ/安壇美緒 ★★☆ 2025/01/13
北海道の中高一貫の女子校を舞台に、優等生の宮田と美人の奥沢を主人公にした青春もの。最初は名作かなと期待したのだが、まあ普通かな。母が死に父から東京から寮へ投げ込まれた屈折した宮田はいいとして、母とその愛人を嫌う奥沢がひどい目に会ったりしないかと心配しながら読み進んだが、総じて悪い人が出てこなくてよかった。
サリア遊廓の聖女 1/円城寺忍 ★★☆ 2025/01/13
グイン・サーガ外伝。マリウスが主人公のタイスの遊郭モノで、遊女の見習いの少女が売春させられるという展開にやや引くが、ぼちぼち読んでいきたい。
2025年1月10日金曜日
人形の部屋/門井慶喜 ★☆☆ 2025/01/10
家で主夫業をやっている八駒敬典が、壊れた人形のなぞとか各話いろいろな謎を解き明かす短編集なのだが、読んでても合点がいかないというか、なんだかよくわからない。文章も好みじゃないのかな、あんまり楽しくなかった。
桜のような僕の恋人/宇山佳佑 ★★☆ 2025/01/10
2025年1月7日火曜日
BAR追分/伊吹有喜 ★★☆ 2025/01/06
商店街にあるバーを間借りしての昼間営業しているバールおいわけを舞台にした連作集。女性店主かな、定食を出したりしてくれているわけだが、各話さまざまな登場人物を巡るほのぼの話で、よくある系のあっさり読めるお話。
2025年1月3日金曜日
いなくなくならなくならないで/向坂くじら ★★☆ 2025/01/02
箱庭クロニクル/坂崎かおる *** 2025/01/02
2024年末に妹から借りて読んでみたが、昔の女学生かな、真面目な子が和文タイプライターを上達しようと頑張る出だしで、文体は悪くないのだがストーリーが今一つかなと思って他の本を優先して読んだ。