2020年12月20日日曜日

あの家に暮らす四人の女/三浦しをん ★★☆ 2020/12/20

 善福寺川近くの古い家に住まう4人の女性たちの生活のお話で、作中で言っているように細雪っぽい感じもしてなかなかの良作なのだが、亡くなって亡霊になっている佐知の父の語りの部分が本当に余計で残念。


2020年12月19日土曜日

欲情/坂東眞砂子 ★★☆ 2020/12/17

 早紀と真奈美という二人の性に奔放な女性を巡って信夫がオロオロするという感じのお話なのだが、冒頭は官能小説のようで悪くなかったのだが、途中から平凡な感じになってしまった。早紀は胃がんで早々に死んでしまい、真奈美は結婚を繰り返す。


2020年12月9日水曜日

スタフ staph/道尾秀介 ★☆☆ 2020/12/09

 離婚した女が移動デリをやっていてと、出だしは悪くなかったのだが、アイドルの売れない頃の枕営業の証拠をもみ消すために拉致されてとか、展開がハチャメチャになってきて、なんじゃこれという感じで、最後まで読んだが正直面白くない。


太陽のパスタ、豆のスープ/宮下奈都 ★★★ 2020/12/08

 料理関係のエッセイだったら嫌だなあと軽い気持ちで手にとったのだが、婚約者から別れを切り出された女性が失恋の痛手から立ち直っていくお話なのだが、彼女の叔母に当たるロッカさんがとても素敵な感じで、長嶋有の「夕子ちゃんの近道」に出てきた瑞枝さんを思い出した。しっとり優しい感じで、今年後半に読んだ小説の中では一番良かったかなと思う。


2020年11月22日日曜日

氷菓/米澤穂信 ★★☆ 2020/11/22

 こういうのをライトノベルと言うだろうか、高校生の部活で古典部というのがあって、そこが出版している冊子が「氷菓」で、かこの事件の謎を追っていくと学生運動でひとり犠牲となった男がいて、彼が「氷菓」の名付け親で、I screamをかけたものだとかガクッと来る。千反田(ちたんだ)とか変わった名前の登場人物が出てるとやばい。


暗黒の羊/美輪和音 ★★☆ 2020/11/22

 殺してほしい人を願うと叶う羊目の女にまつわるオカルトサスペンスの短編連作。オカルトものって好きじゃないのだが、やっぱり読んでいてあんまり楽しくなかった。最後も、真犯人がわかって逃げようとしているところで終わっているのだが、最後がどうなるのかは重要じゃないということなのかな。


2020年11月19日木曜日

おまえじゃなきゃだめなんだ/角田光代 ★★☆ 2020/11/19

 恋愛をテーマにした短編集。短編と言っても、5ページ程度の本当に短いもので、やや連作っぽくなってたりするが、読むにはもの足りずに60ページでドロップした。作品自体は、うまく書けましたねという感じで悪くはない。