上巻:公務員を辞めて妻にも去られたゲーム作家が元編集者とともに新興宗教を興していい暮らししようというお話。身を持ち崩しやすい風俗嬢や食品会社の社長など信者が巻き起こす騒動を乗り越えて大きくなっていく。上巻の最後で、巨大新興宗教の教祖との摩擦があったが、下巻は大きくなった組織の中で内紛が起こって、的な流れなのかなあ。
下巻:上巻で、新興宗教を興すことに成功したのだが、狂信的な女性信徒4人組の暴走に翻弄される結末というか終末まで転落具合が良かった。サヤカがちょっとかわいそう。
同じく新興宗教を興すお話「砂の王国」と同じペースで読んでいたので、成功からの転落がそれぞれでなかなか楽しめた。
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